Company
会社概要
マカイラは、「Advocacy for Changemakers」をミッションに、テクノロジー、カルチャー、ソーシャルの3領域のイノベーションの社会実装を目指す変革者たちを支援する、パブリックアフェアーズの専門ファームです。
パブリックアフェアーズとは、「企業・団体等が事業目的の達成のために行う、公共・非営利分野や社会への戦略的関与活動」であり、「非市場戦略の立案と実行」でもあります。マカイラでは、非市場戦略のコンサルティングから、政策リサーチ・政策提言、ロビイング、セクター間連携のコーディネーション、シンポジウム・イベント企画、メディア・リレーション、ブランディング開発やキャンペーン企画、各種のクリエイティブ制作まで、広範なパブリックアフェアーズ活動を、多彩なプロフェッショナルが支援します。
Global Partnership
マカイラ株式会社は、日本が特に苦手とする国際的な公共戦略コミュニケーションの分野で、日本が世界の役に立つことを助けたいと思います。このため戦略パートナーとして、米国ワシントンDCのGlobal Communicators社と提携契約を結んでいます。Global Communicators社の持つネットワークにより、日本国内だけでなく国際的なフィールドでも活動を行うことが可能です。 同社共同創業者であるジム・ハーフ氏は、同社創業前の1990年代、クロアチア、ボスニア、ヘルツェゴビナおよびコソボのPR戦争の勝利につながる国際政府交渉および普及啓発キャンペーンを率いました。そのプロジェクトはNHKスペシャル「民族浄化」、書籍「戦争広告代理店」などで取り上げられ、日本でも大きな話題となりました。
その他、ロンドン、ブリュッセル、シンガポールなど世界の主要都市に協業できるパートナー・エージェンシーがあり、世界規模での活動が可能です。
社名の由来
「マカイラ」はラテン語でクロカジキ(blue marlin)。沿岸をはなれ公海のブルーオーシャンを回遊する海洋最高速の魚。
「マカイラ」はまた、古代ギリシャの剣の名。広い世界を高速で駆け巡る、いつも尖っている、問題を鮮やかに解決する、という意味が込められています。
マカイラ 創業時のご挨拶
世の中を良くするためには何が必要でしょうか?新しいテクノロジーやビジネスモデル。新しい法制度。あるいは様々なプロジェクトを行うための巨額の資金でしょうか。実はこれらがいくら揃っても、「人々の支持」がなくては社会に変化を起こすことはできません。「人々の支持」を呼び起こすのは「コミュニケーション」です。マス媒体やイベント、出版物、展示物などを通して世の中の人々の理解を図る。個別の呼びかけや交渉で各分野のキーマンを一人一人、業界団体を一つずつ味方につけていく。SNSを駆使して世の中にムーブメントを起こしていく。
こういった「コミュニケーション」の仕事は、商業的領域では広報、広告、マーケティング、渉外、などの専門職として確立されています。しかし社会性・公共性の高い分野では、日本では特に、体系化された専門職としての確立がまだまだ遅れています。具体的には、アドボカシー、ロビイング、政策コミュニケーション、公共非営利マーケティングなどを含む、パブリックアフェアーズ(公共戦略コミュニケーション)と呼ばれる分野です。 マカイラはこの領域を発展させ、日本の社会と世界をより豊かにすることに貢献するための会社です。市場社会が成熟し、製品やサービスについても「公共的文脈」がますます重視されるようになる時代。経済の右肩上がりが期待できない中で、私たちの未来を選び取っていくためにも、政策対話能力を高めることが国民として求められる時代。国際的な対話能力のニーズも待ったなしです。 現代社会はパーセプション(印象、イメージ)で出来ています。ファッションも、政治も、企業活動も、芸術も。だからこそ、パーセプションを作るコミュニケーションの仕事は、世界を作ることです。よってこの仕事には大きな責任が伴います。コミュニケーションの仕事は、人々の賢い行動選択や民主主義への不当な介入になってはいけない。そのため、コンサルティング会社としてのマカイラは、引き受けさせていただく案件を注意深く選びます。本当に世の中をよくしようとしている人たち、世論操作などではなく、世論との正直な対話により価値を訴え、社会変革を行う覚悟と勇気のあるクライアントのみと仕事をすることを旨としています。 コミュニケーションの力で世の中をより豊かにすること。それがマカイラのミッションです。
2014年6月3日
藤井 宏一郎