マカイラ株式会社 | 社会変革の実装パートナー

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MAKAIRA FROM WITHIN

スタッフインタビュー

新たなイノベーションが定着する社会作りにチャレンジ

横山 啓 ディレクター

これまでどんな仕事をされていたのですか。

大学卒業後は、総務省に入省しました。学生時代に大きな目標として持っていたのは、「日本を再び世界から注目される国にしたい」ということでした。就職活動をしていた時には、既に日本は下降路線の雰囲気がありましたから、このような想いを持っていましたし、それは今も持ち続けています。

そういう目標を実現するにあたり、多くの社会問題をダイレクトに解決するためには、やはり公共部門に行くことが一番と考えていました。

特に、総務省は地方自治制度を所管していますので、地方自治体への出向も経験して視野を広げつつ、幅広く様々な社会課題に関与できることが魅力だと感じました。

総務省では、政府のクラウド基盤の構築、マイナンバー制度や税制改正などに携わりました。国では、日本全体に関わる仕事に携わることができましたし、出向先の三重県ではDXの責任者も務めました。フランスに留学する機会もいただき、国・地方・海外で多様な経験を積むことができました。

そこからマカイラに転職したきっかけを教えてください。

地方自治体でDXの責任者を務めるなかで、新たなイノベーションが定着していく社会と、そうでない社会で大きな差がつくのではないか、という疑問を持つようになりました。次々新しい発明が生まれ、社会に溶け込むような社会になるためには、社会受容性をどう担保するのか、新たな発明が認められるためのルールメイキングをどうするのか、といった課題があり、日本がよりよい社会になるためには、その点を乗り越えることが鍵ではないかと考えるようになりました。

マカイラは、パブリックアフェアーズの専門ファームですが、まさに官僚として培った経験をフルに活かすことができます。中央省庁や地方自治体、政治家の皆さんがどのようなことを考え、行動するかについては、関係する領域で働いたことによる肌感覚による理解が重要です。

ステークホルダー間の利害調整は官僚のメインのスキルですし、官僚として培っている文章力や説明力を活かせる場面も実は多くあるように思います。

転職するのならば、経歴を一度リセットするのではなく、継続性があることが大事だと考えていました。これまで生きていた世界から少し飛び出し、官民の間の領域に飛び込むのも面白いだろうと、思い切ってマカイラにお世話になることにしました。

今どのような仕事をされているのですか。

マカイラには、様々な会社や団体からのご相談が来ています。プロジェクトの規模は様々ですが、私もいくつかのクライアントと仕事をさせていただいています。

大きな仕事の一つとしては、自動配送ロボットの業界団体の事務局を担っています。自動配送ロボットについては、2023年道路交通法が改正され、実は、皆さんの身近で配送用のロボットが走るようになっています。これまで実証実験レベルだった自動配送ロボットが、いよいよ社会実装のフェーズに進みつつあります。私が関心を持っていた新たなイノベーションの社会実装について、まさにメインで仕事ができていますが、業界団体において多様な利害関係者をまとめるスキルが活きていると感じています。この点、マカイラでは各メンバーがそれぞれ専門を持っているので、社内の勉強会も頻繁に開かれていますし、政府の動向などの最新情報もすぐに手に入ります。

これ以外にも、いくつかのスタートアップや大企業のお手伝いをさせてもらっています。現在は、これまでの知見を活かした地方自治体関係やDX関係の仕事が多いですが、今後は徐々に新たな分野の知見も深めたいと考えています。

また、コロナ禍を機に、自分の働き方がどうあるべきかについて考えてきましたが、マカイラでは非常に柔軟な働き方ができています。テレワークとオフィスのバランスを適度に保つことができるので、家庭の事情に応じた働き方ができている同僚が多いように感じます。オフィスは半蔵門のwe workですが、ここも非常に快適です。働き方というものは時代によって流動的なものですが、常にどういう働き方がベストなのかを会社全体で模索し続けているところがマカイラのすごいところだと思います。

今後のビジョンについてお聞かせください。

とにかく今の日本は閉塞感が凄まじいですよね。将来の世代が安心して暮らせる社会を作ることが自分の世代の責任だと思っていますが、そのためにパブリックアフェアーズ業界がもっと盛り上がることが必要だと確信しています。自分自身のスキルアップや知識を増やすことも必要なので、引き続き学び、チャレンジを続けたいと思います。

横山 啓 ディレクター

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