社会変革に挑む企業と共に、よりよい社会の実現に向けて
中村 勇太 コンサルタント
これまでどんな仕事をされていたのですか。
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大学卒業後は、東京都庁に入庁しました。「人の生活に寄り添う」「ダイナミックな政策を推進する」という二軸で考え、住民と直接関わる現場があり、かつ、財政規模も大きく色々な施策を打てそうな都庁を選択しました。 最初の職場である水道局の営業所では、毎日、自転車をこいで新宿区内のお客様を訪問しました。厳しい言葉をいただくことも多かったですが、東京で生活する様々な立場の方々の行政に対する声に正面から向き合い、困りごとを解決していく得難い経験ができたと思っています。
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また、こうした現場仕事だけでなく、外務省やJICAと連携した水道技術の海外展開、気候変動などの都市共通の課題解決に向けた、ニューヨーク、ロンドン、パリなどの海外主要都市との政策連携などにも携わりました。 都庁での経験も生かしながら、今度は民間企業の立場で、社会を支え、日本の経済成長に資する仕事をしたいと考え、社会インフラの一つでもある金融関係の会社に転職しました。ここでは、ホールディングの立場で、国内外の子会社のグループガバナンス・経営企画の仕事に従事しました。
そこからマカイラに転職したきっかけを教えてください。
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大きな組織の中で働いていると、部署をまたがる調整やリスクヘッジなど、政策決定までに費やす時間がどうしても多くなってしまいまい、組織が掲げるビジョンやミッションを実現できているのか、また、自分の仕事が、社会の変化・技術の進歩に正しく貢献できているのか、疑問を持つようになりました。
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こうした課題感を抱く中、よりよい社会の実現に本気でチャレンジしているスタートアップなどに伴走する、マカイラのビジョンや事業内容に共感し、門を叩きました。
今どのような仕事をされているのですか。
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現在は、エネルギー関係のクライアントワークを中心に仕事をしています。脱炭素は世界共通の最重要課題の一つです。日本をはじめ各国が、産業政策と連動しながらカーボンニュートラルの実現に向けて取り組んでいます。こうした国の動きを見据えながら、国内企業・外資問わず、優れた技術、競争力あるサービスが適切な形で社会に実装できるよう、コンサルティングを行っています。
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行政や政治の動きをしっかりフォローしながら、クライアントの抱える課題を理解し、バリューを提供していくことは、ときに困難な仕事ではありますが、それを納得いくまでやらせてもらえる場がマカイラだと思います。また、行政や政治、スタートアップなどに深く関わってきたメンバーに囲まれ、とてもオープンに相談でき、かつ、一丸となって仕事を進められる環境があります。オフィスでのリアルな協働を大事にしつつ、家庭とのバランスを取りながら仕事ができるのも魅力の一つだと思います。
マカイラで仕事をするにあたり、これまでのご経験で活かせていることはありますか。
自治体行政実務をはじめ、水道や金融といった社会インフラに係る企業実務に携わる中で、政治、省庁、民間企業など、国内外の様々なステークホルダーと関わりながら、事業を推進してきました。こうした経験は、パブリックアフェアーズを推進する上でも、官民両者の視点から物事を考えることができ、有効な経験になっていると思います。
実際マカイラに入社してどうですか。今後マカイラでどのように働いていきたいですか。
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DX、AI、エネルギー、教育など、骨太方針に掲載されている重要課題がそのまま、マカイラの仕事になっていることに驚きました。このため、幅広い領域の仕事にチャレンジできますし、専門領域を深めていくこともできます。また、組織がフラットで、いわゆる部署間の根回しのようなことはなく、自分でしっかり考え、率直に意見を交わせる、こういったカルチャーも自分にはあっているなと感じています。
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コンサルティング会社なので当然かもしれませんが、課題を理解・深掘りし、解決策を考える、これらを資料に落とし込んでいくというスキルを高めていく必要があります。同時に、クライアントとの良好なコミュニケーションをとり、信頼関係を構築していくことも大切です。こういった経験を着実に積み重ねながら、マカイラのPrinciplesに沿った、社会課題にチャレンジしている企業をどんどん支援してきたいと考えています。 自身が関わった企業の技術やサービスが、社会のどこかで活用され、人々の暮らしの豊かさに貢献している、ニュースや街中でそういうシーンを見かけると、マカイラで働いていてよかったなと、モチベーションに繋がっていると感じています。
中村 勇太 コンサルタント